ダイヤモンド、金といえば、
宝石・
貴金属の王様。女性たちの憧れの的であり続けている。
察するに、なぜこれらがその地位を独占しているのかというと、長い人類の歴史の中で、ルビーや
サファイア、銀、銅など、あまたの対抗馬を蹴
落として、より大きな名声を勝ち得てきたのだ。
たとえば、「宝石の中ではルビーがいちばん」と言われる時代があったのかもしれない。「いやエメラルドの方が美しい」と言われる時代があったのかもしれない。
しかし、時代を経るうちに、いつしか「宝石といえばダイヤモンド」という意見が定着したのだろう。
あるいは、最初は「
ダイヤよりルビーがいいわ」などと思っていた女性も、やがては「やっぱり宝石はダイヤね」と思うようになるという部分もあったと、多分に考えられる。
さて、数ある物質の中で、ダイヤモンドや金がすぐれているのは、女性の審美眼(虚栄心であったりもする)を満足させるというだけではない。
たとえばダイヤモンドの硬度は10で、地球上に存在するどんな物質よりも硬いのだ。
だから産業用の研磨材やドリル、また、とてつもない硬度が要求されるパーツとしては、ダイヤモンドの右に出るものはなく、目の飛び出るほど高価であるのを承知でダイヤモンドを使わざるを得ないという業種・分野が存在する。
また、金に関しては、空気中や水中でも永久に錆びない。それゆえ貴金属としての輝きが衰えないという側面もあるが、世界の各国で通貨に用いられたのは、このすぐれた耐食性も1つの大きな理由である(この意味では、金歯も同様)。
このほか金は、電導性、延性にもすぐれている。このため現在のエレクトロニクス社会においては、微細さと、電気抵抗の小ささが要求されるLSIのワイヤボンディング(半導体チップとリード
フレームの結線)には、金は欠かすことのできない
素材でもある。
ダイヤモンドにしても、金にしても、美しいだけでなく、産業用途でも、他の物質では置き換えられない利用価値をもっている。だからこそ、まさに宝石・貴金属の王様の座にふさわしいのだ。
ここで1つ興味深いのは、女性たちは、ダイヤモンドや金の物質的特性を知ってか知らずか、本能的にダイヤモンドや金を選び取ってきたということである。
これは、男を見る目に似ているといえば似ている。
若い頃は、どうしようもないワルや遊び人でも、ルックスのいい男に惹かれたりする。
しかし、年齢を重ねるうちに、見てくれだけでなく相応の経済力や社会的地位など、実質の伴う男がダンゼンよくなる。
悲しいかな、色男、金と力はなかりけりでは、目の肥えた女性には相手にされなくなってしまうのだ。
前置きが長くなったが、建材としてのチタンも、美しいというだけでなく、腐食せず、丈夫であり、その結果メンテナンスフリーで、長い目で見れば他のどんな屋根材より経済性にもすぐれている。
これまでは、ゴルフクラブや
カメラ、あるいは航空材料などでチタンの性能をよく知る男性の方が、「チタン」という物質に心惹かれることが多かったかと思うのだが、今後どんどんとチタン屋根が普及して、その美しさはもちろんのこと、強さ、長持ちすること、金銭面での優位性など(まさに男の魅力といっしょですな)が認知されれば、きっと女性たちの間にも、チタン屋根に胸ときめかせる方々が増えるに違いないと確信するのだ。
本日の画像は、庇(腰葺というのかも知れない)をチタンで葺いた、
福岡県の明覚寺。
チタンフェチの私としては、屋根もすべてチタンで葺いてほしかった、と勝手なことを思っているが、
同じくチタンフェチの私としては、高い位置にある大屋根よりも庇(腰葺)の方が人目に付きやすいというメリットも同時に感じている。
近ごろでは、銅製や他の金属製の庇が、酸性雨だけでなく、瓦屋根から落ちる雨水の中に溶けている瓦の釉薬の影響でも腐食するという事実が明るみになっているから、庇(腰葺)にチタンを使うというのは、極めて理にかなった選択だろう。


posted by titanium-man at 00:17|
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