カメラにもチタン外装の製品がある。
チタンを使えば、高級感が出る。軽いのに丈夫だし、腐食しにくいというメリットもある。
だが、これらの商品にチタンが使われるのは、それだけの理由ではない。
いずれも直接に人間の手や肌に触れる商品である。そしてチタンはアレルギーを起こしにくい素材なのだ。
腐食しにくい、アレルギーを起こしにくい、というのはチタンは物質的に安定しているから。すなわち他の物質と化学反応が起こりにくいのだ。酸性雨に強いのも同様の理由。
銅の錆である緑青は、口に入れると命に影響を与えるほどの猛毒だし、たとえば、酸性雨に打たれた銅屋根からしたたり落ちる水滴は、庭の苔なども枯らしてしまう。もちろんそこに住む人の健康にも影響を及ぼす。
それに対して、チタンはもとより錆びにくいため、恐ろしい副産物が生じる心配も、まずないと言っていいだろう。
本日の写真は、栃木県で見かけた個人邸。専門的に何と呼ぶのか知らないが、瓦とチタンの二段重ねで葺いてある。昔なら、チタンではなく銅を使ったに違いない。
ちなみに、この家の主は医師だという。さすが、わかっていらっしゃる。




